クライアント:グラフィック・パッケージング・インターナショナル株式会社様
ご担当社様:ファイナンスマネージャー兼ITマネージャー 大島祥生様
グラフィック・パッケージング・インターナショナル株式会社は、1991年に設立された会社です。
アメリカのジョージア州アトランタ市に持つ本社は、ニューヨークの証券取引所で上場。
現在は、全世界に130ある活動拠点をベースに事業を展開しています。
紙の製造やパッケージングのソリューションをメイン事業に掲げている同社。
パッケージング材料・紙器・包装機械の取り扱いに豊富な実績があり、業界内では大手となる存在です。
2019年には、全米で総収入上位500社以内に入る企業が選出されるリスト「Fortune500」にも選定されました。
企業プロフィール
社名 | グラフィック・パッケージング・インターナショナル株式会社 |
事業内容 | パッケージング材料・紙器・包装機械 |
ホームページ | https://www.graphicpkg.jp/ |
同社がoneplatを導入するに当たっての決め手となった点、oneplat導入による社内業務の変化等についてお伺いいたしました。
経理業務を中心としたあらゆる業務フローで非効率化に悩む
-導入にあたりまして、oneplat以外のツールは検討されましたか?
そうですね、検討はしました。
まず、会計システムとしては勘定奉行を使っています。
それまで勘定奉行を使ってはいたものの、一切オプションとかは付けずに運用していたので、支払いに関しては何かほかのものと連携をしているといったことはしておらず、全部手作業となっておりました。
なので、最初は勘定奉行で「支払い完了オプション」を付けようかな、という話になっていました。
ただし、金額感等を検討したところ、費用対効果に疑問を感じましたので、ほかのソリューションも検討した、というのが背景です。
-oneplatを導入するに至った背景や理由、当時抱えていた御社内の課題を教えてください。
率直に言って、本当に課題は支払いだけではなく、ほぼ全プロセスと言っていいほどに課題はありました。
それぞれの経理プロセスとか、経理よりもっと手前のプロセスで各作業をシステム間で連携していなくて、全部分断しているような状態でした。
特に、その中でも経理での支払い作業は結構負担になっていました。
それまでは1件ずつインターネットバンキングに手入力していましたので、まずはそういった作業から合理化できないか、というところでoneplatを検討したという感じになります。
例えば請求書であれば、「請求書を受け取りました」となると、次に紙で受け取ったものをまずシステムへ手入力します。
その後に、システムに入力した内容をもとにインターネットバンキングに手入力します。
通常のシステムであれば、システム内で発注処理と受領処理を行い、そのまま会計データに連携され、システム上で支払い処理を行うという流れになると思うんです。
弊社では、そのプロセスが過去は分断されていたのですが、oneplatの導入をすることで、分断されたプロセスを一本化できると考えました。
-oneplatの導入について、迷った点や懸念点、疑問点等ありましたか?
懸念点や不安な点は特にありませんでしたね。
はじめて御社のお名前を伺った時には「どういった会社なのだろうか」とはなりましたが、お話を進めていく中で、金融機関と業務提携をしていたり、官民ファンド等から資金調達をしていたりという事実を伺い、そういった部分はしっかりと解消されていきましたね。
実際に導入する前段階まで進めていくと、システムの作りやサポート体制の充実さがよく分かり、そうした懸念点や不安感はなくなりました。
価格がリーズナブルなシステムの場合、サポート体制がしっかりしていなかったりといった不安があるかなと思うんですけど、oneplatt導入時には、その都度丁寧に説明いただけており、不安感を抱かない要因になっているかと思います。
また、システムの作りの部分も大きいと思います。
実際にoneplatのシステムを一度拝見したところ、失礼ながらかなりしっかりとした作りになっているな、と感じました。
しっかりとしたシステムが作れるだけの体制をお持ちなのだろう、と感じ、そういったポイントも安心感につながっております。
支払い業務にかかる工数が従来の50%以下に削減できた
-oneplatを導入して改善したことを教えてください。
真っ先に改善したポイントとしては、「支払い業務に関する工数が減った」ことですね。
今までは、勘定奉行で支払い用にデータをExcelで集計し、そのExcelをもとにインターネットバンキングに1件ずつ手入力をしていました。
oneplat導入後は、基本的に勘定奉行からデータをそのまま抽出し、そのデータをoneplat上で自動集計しています。
支払日の確認作業等、若干の手作業は残っていますが、入力作業はほとんど自動化され、支払いの集計後についても、かなり手間が削減されています。
支払いの集計が完了しましたら、あとはインターネットバンキングに繋げて取り込むだけになりました。
今までは支払いのデータを作成するまでおよそ2日以上はかかっていたんですが、50%以上の工数削減が実現できています。
-今後どのような形でoneplatを使われる予定ですか?
今後は、納品書・請求書クラウドサービスの部分をうまく活用していきたいと考えております。
販売者からデータを入力してもらい、支払いまで一気通貫させることを実現させたいですね。
背景としては、各プロセスの一元化に加えて、やはり「電子帳簿保存法」と「インボイス制度」への対応です。
電子帳簿保存法に基づく電子取引の保存については、積極的に対応していきたいところです。
今までもPDF形式で請求書等を受け取っても、保存要件等を満たすためにかなりの負担がかかっていました。
可能な限り請求についてはひとつのシステム上で集約させられるようにしていきたいです。
2023年10月より施行されるインボイス制度についても、柔軟に対応できるように進めていきたいと考えています。
-お取引開始後のoneplatの対応について教えてください。
取引開始後のご対応については、かなり細かな部分までケアしていただいていると思います。
他社の場合、契約後の不明点はマニュアルやQ&Aポータルサイトに誘導するケースが多く、手厚いサポートをお願いする場合には追加の費用を払うことになりがちですよね。
私たちのような中小規模の企業ですと、サポートに追加のオプション料金を支払うのはリソース的に難しい面があります。
その点、oneplatは通常の利用料金の範囲内でほとんどの内容をサポートしていただいており、非常に助かっています。
サポート体制の手厚さは導入へのハードルを下げてくれるはず
-oneplatを他社様にご紹介いただくとしたら、どのような点をご紹介されますか。
他社に紹介する場合のoneplatのメリットとしては、大きく分けて2つありますね。
ひとつ目は、やはり「サポート体制の手厚さ」です。
通常料金の範囲内でこれだけのサポート体制を組んでいただけるのであれば、リソースの少ない中小規模の企業でも十分に導入を検討できると思いますよ。
2つ目は、「会計システムへ細かな仕訳情報の連携ができる」点です。
他社の電子請求サービスや受発注システムを検討した際に、かなりの数のツールが「部分的に」対応している状況だったんですね。
そうなってくると、結局どこかで人の目を使って振り分け等を確認する必要が出てきます。
oneplatに関しては、しっかりと明細入力ができるだけでなく、その明細が仕訳情報と連携している形になりますので、その後の工程でもかなり大きな改善が図れます。
非常に細かな仕訳入力作業が省ける点も含めて、他社のシステムよりも利用しやすいものになっていると感じます。
-最後に、oneplatについてのご感想やコメント等をいただけますでしょうか。
今後、もっとoneplatを利用する企業が増えていくことを願っています。
私たち利用者側としても、便利なツールであるoneplatが、どんどんほかの企業さんに導入されていくことで、プラットフォームが拡大してよりスムーズにやりとりができるようになることを期待しています。
今後ともよろしくお願いします。