株式会社 芭里絵様
執行役員 組織開発部長 高野和幸様
- 事業内容
- 美容業全般
- 企業ページ
- https://varie-group.jp/
- お勧めポイント
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- 会計システムや業務システムと問題無く連携できる。
- 納品情報ごとに計上する科目が異なるので手計算で算出していたものが、データの連携で行えるようになる。
- 導入のきっかけ
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- DX推進
コロナ禍を背景としたデジタル化の機運が導入の要因
-oneplatを導入するに至った背景や課題を教えてください。
新型コロナウイルスの感染拡大が、背景の大部分ですね。
出勤に対する不安感が高まり、国が総力を挙げてデジタル化の推進をはじめた。
その世の中の流れに取り残されないように、当社でもデジタル化を進めないといけないと感じていました。
デジタル化って聞くと、紙ベースを電子化するイメージが強いですが、ただ置き換えるのではなく、生産性を高められる側面も必要なんです。
既存の労働力で生産性を向上させれば、おのずと顧客対応にかけられる時間も増えるし、より便利なサービスを提供できる。
単純な置き換えではなく、一番の目的である顧客への利便性につながるようなDXツールを探していました。
oneplatについて説明を受けたのが、「何かやるべきだな」って考えたちょうどそのタイミングだったんですよ。
―oneplat以外のツールは検討されましたか?
いえ、今回はoneplatの説明を受けて、すんなり導入を決めました。
実をいうと、社内でサービスを導入する際はいつも、必ず検証を重ね、比較検討もするんですよ。
当社での運用に不向きだって判断したら、きっぱり断ります(笑)。
今回は、説明を聞いてそのまま、単純にいいツールだなと思ったんです。
導入すれば従業員の満足度も上がり、労働生産性も高められる。
一番は顧客への利便性向上ですから、最終目的に見合ったツールだと判断し、即座に決めました。
懸念事項はすべて、説明の中で解決してもらったので、他社ツールとの比較検討は不要だったんです。
コストバランスに異論なく、運用面でも安心できたのも決め手のひとつですね。
―oneplat検討時、懸念されたこととは何でしょうか?
既に社内に導入していた会計システムや、kintone等へのデータ連携ができるかということですね。
特にkintoneは1年以上前から販売管理システムとして使っていたので、既存のツールと連携できないと困りますから。
その点、oneplatは色々なシステムへのデータ連携が可能であることがわかりましたので、oneplat導入への懸念事項は解消されました。
―そのほか、導入に対して不安に感じた部分はありましたか?
社内で紙ベースを採用してきたことに対する「慣れ問題」ですね。
デジタル化はトータルで見れば、社内の運用効率を上げられますが、従業員にとっては、慣れた方法に変化をきたすものです。
コンピュータを扱うことへ、多かれ少なかれ、抵抗はあるかなと思いました。
例えば、納品書の数字を確認しようって思ったとき、紙ならパッとめくれば完結しますよね。
でも、デジタル化すれば、パソコンを操作する手間がかかる。
「納品のチェック」というひとつの作業で考えると、「紙のほうがやりやすかった」という意見が挙がるのではと不安があったんです。
社外においては、メーカー様や代理店様のおかげで、特に不安を抱えることなく導入を進められました。
ご協力いただいて、本当にありがたく思っています。
導入による業務負担の軽減への期待感は大きい
―実際にoneplatを導入されて、社内にどのような変化がありましたか?
まだ運用をはじめて間もないですが、oneplat活用への期待感が膨らんでいます。
現状、社内の雰囲気としては「紙からデジタルに変わったよ」というレベルですが、会計ソフトへの連携がはじまってからは、「総務の作業負担が一気に軽くなるな」と前向きな気持ちが強くなりました。
総務の負担が減ったら、次は各店舗の作業負担を削減して…と、次のステップが浮かんで。
紙ベースでの確認作業が省かれ、ウェブ上でのやり取りができるようになったおかげで、検品がぐんと楽になったんですよ。
導入前は、納品情報を日々入力する作業があったんですが、導入後はoneplat上で出た1か月の納品データを使用して、会計ソフトで読み込むことで完了します。
月末の棚卸作業が1回で済むのも、嬉しい変化ですね。
概算として、月ごとの店舗の作業時間が、約90時間弱、削減できる見込みが立っているんです。
―導入後に感じたoneplatの強みがあれば教えてください。
強みはやはり、検索スピードの速さですね。
処理業務自体が、半自動化できると思います。
導入前は、紙ベースからデジタル化したとき、「紙のほうがやりやすかった」って意見が挙がるのではと不安視していましたが、実際に導入してみると、感じ方は一変しますね。
何をしても、検索スピードの速さを感じるんです。
「納品チェック」というひとつの作業で考えれば、紙ベースは手間がかからないイメージがありましたが、トータルで見ると、作業スピードが違いました。
大量のデータを一度に検索したり、集計したりするうえでは、データ化されている方が圧倒的に強いです。
例えば、勘定科目に修正の依頼があったとき、導入前は、何百枚っていう書類を探し、該当するデータをピックアップして、数字に起こして…という作業をしていましたが、導入後は検索すればすぐに修正・集計できます。
納品情報ごとに計上する科目が異なるので、手計算で算出しているものが、データの連携で行えるようになったんです。
CSVデータを出力し、ファイルを移動する程度の作業量で終わるんですよ。
ほかにも、私は店舗の修繕に関わることがあるので、「あの店舗はいつ修理したっけ」と作業完了報告書を探すことがしばしばありました。
デジタルに置き換える前は、年間の書類を全部引っ張ってきて、ページをめくって探していた時間が、今後はほかの業務に当てられます。
情報を検索するスピードが速くなれば、作業の短縮化を図るだけでなく、全体業務の流れが円滑になる。
活用できる時間を増やすことができるのは、oneplat導入で感じた強みですね。
―そのほか、oneplatの活用ポイントがあれば教えてください。
今後運用に取り入れていきたいのは、データの分析ですね。
導入前は、会計ソフトやkintoneに、毎日の納品データを入力して数字の管理をしていましたが、oneplatを採用することで、納品書や請求書のデータは既存のシステムに連携することが可能になりました。
データの入力作業に当てていた時間を節約できた分、今後はデータの分析に力を入れていきたいと思っています。
店舗の運営に関わる視点でいえば、購入した品物を1か月でどれだけ消費したかとか、この商品はいつ発注しやすいかとか。
oneplatは日付等でデータの関連付けをしてくれるので、購入日付と紐づけし、仕入れの統計を取るのもいいですね。
将来的に、多角的な視点での分析方法として、活用していければなと考えています。
デジタル化による生産性の向上を実現するなら導入は必至
―oneplatを他社にすすめる場合は、どのような点をご紹介されますか?
大きく分けると、「金融機関と連携しているサービスである」点と「納品書からデータ化できる唯一のサービスである」点でしょうか。
前者に関しては、自社で利用する際の安心感は非常に大きいものがありますし、取引先にも非常に紹介しやすいです。
後者に関しては、納品物の多い企業や私たちのように店舗を持っている企業等、在庫管理等にかなりのリソースを割いている企業にはおすすめですね。
既に私たちからもいくつかお声がけをさせていただいており、その中の数社はお申し込みまで進んでいると伺っています。
―小売・店舗業の会社へoneplatのおすすめポイントはありますか?
現場とのズレがなくなる、という点ですね。
本部と店舗のように、統括部と現場が離れている場合は、例えば現場から上がってくる納品データに入力ミスがあれば、再度検品をやり直したり、書類を検索したりする手間がかかります。
その点、oneplatを導入することで、納品書や請求書の情報をパソコン上でデータとして受け取れるので、検品チェックと納品書データの差異を確認し、問題があれば現場に情報を共有するだけで、余計な手間はかかりません。
現場の検品チェックで済みますから。
在庫管理の作業時間が減ると、同時にミスの発生も減りますよね。
データ共有で省ける作業がわかれば、あとは必要分を補えばいいので、管理リソースの見直しができます。
店舗に在庫管理者を置いているなら、人員の再配置も検討可能です。
管理費用を抑えられ、時間も節約できる。
作業者の労力をほかへ向けられるので、業務効率化の上でもメリットは大きいと思いますよ。
―今後のoneplat活用ビジョンを教えてください。
oneplatの特徴のうち、当社にとっての最大の魅力は社内の生産性を向上させる点です。
検索スピードや集計の効率化等、手ごたえとして感じるメリットがいくつかありました。
データ分析の手段として活用が進めば、今以上に運営に役立つツールになると期待しています。
今後は、新しい取引先にもoneplatの導入を案内していき、業務合理化を継続していきたいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。